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この詩人は自分の経験してきた人生を歌いながら生成と消滅、生と死、存在と不在などの相反する属性が一つの体として結び付いているという複合的な事実に注目し、私たちの生の底辺で渦巻いている審美的な激情をかたちにする。このようにして、すべての対立するものたちの境目を徐々に消していきながら、その対立する形質たちが実存を構成する上でなくてはならない両面的属性であることを、一つずつ証言していく。この過程を通して浪漫的な遊牧と古典的な洞察を結合させ、消失点を透過してきた存在する極点を鮮烈に表現している。
やさしい言語で感動を与えつつ、私たちに深い世界を示してくれる金鍾泰の詩が、日本の読者からも愛されることを願っている。
(韓成禮「訳者の言葉」より)
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