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静岡市街の西を流れる藁科川のほとり、建穂(たきょう)の里に、かつて大伽藍を構えた古刹があった。「瑞祥山建穂寺」。明治初年、廃仏毀釈に火災が追い打ちをかけ廃寺となってしまう。今は、当時村人が運び出したという60余体の仏像のほか、本堂の礎石などが残るだけだ。定年を機に数十年ぶりに郷里に戻った著者は改めて、そんな「幻の寺」の由来や歩みを探ってみたいと思い立つ。浅学の身、すべて自己流と語りつつも、数多くの文献や資料に当たり、古代から近世の歴史を丹念にたどっていく。建穂寺を切り口として、郷土史や仏教史にまで視点を広げた市井の学徒、渾身の一冊。
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