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NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)」。前半の主人公・金栗四三が大正5年(1915年)に発刊した著書『ランニング』(菊屋出版部)がある。短距離の明石和衛との共著だが、金栗が書いた「長距離 競走練習法」の部分に、女子マラソンの草分け増田明美の解説をつけ、復刻新装版として刊行する。
マラソンの父といわれる金栗は本書の中で、体格で西欧人に劣る日本人がどうすれば国際大会で勝てるかを、練習法だけでなく、食事、日常生活にまで踏み込んで具体的に指導している。「走るときの目線は3、4間前方を見る。手と足と呼吸は連絡して調和させる。一呼吸を4分割する。長風呂や熱い風呂は筋肉が緩む」等々。
金栗を尊敬する増田明美は「当時としては画期的な内容。指導者もいない、学ぶべき本もない。そんな状況でこれからの日本の陸上界のことを真剣に考えていたことが、すごい」と評価する。金栗が伝えたかったこと、現代の理論との対比を、ユーモアを交えて解説する。
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