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◆第一句集
七十の胸吹き抜けよ青嵐
病気でなくても明日知れぬのが命なのだが、特に病んでいるときは生きている有難みや喜びをより強く実感する。俳句を詠むことは日々生きている証なのである。
(序より・村上喜代子)
◆収録作品より
梅東風や薄むらさきの筑波山
鷹渡る空港にある時差時計
春惜しむ癒ゆるあてなき母とゐて
母の日や卒寿の母に吾が名問ふ
三年の白紙の未来日記買ふ
老支度こころに春の支度かな
素顔まだ見せぬ婦長の大マスク
喜寿までは青春後期立葵
余生とは余命にあらず菊の酒
この根つこありてこの幹大桜
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