「子ども学」とは,自然科学・人文科学を横断し,学際的に子どもを捉える学問である。本書では,歴史・哲学/教育学・保育学/心理学/福祉学/保健・医療の5つの領域毎に,研究者たちが3つの重要テーマを選び,考察する。初学者にとっては,研究することを疑似体験しつつ,子どもの「育ちの広がり」を知ることができる絶好の入門書。
【主なもくじ】
●I部 子どもと歴史・海外の子ども
第1章 子どもの生活史と教育史
第2章 ドイツ新教育における「子どもから(vom Kinde aus)」の教育
第3章 W・クラフキのダイナミックな能力概念の検討─ドイツにおけるコンピテンシー以前の能力論─
●II部 子どもと教育・保育
第1章 遊びを通して育つ子ども
第2章 子どもの気質(行動様式)と保育─トマスとチェスの概念からの検討─
第3章 就学前の教育・保育における子どもの育ちと保育者─人間関係に視点を当てて─
●III部 子どもと心理
第1章 子どもとメディア
第2章 乳幼児期の社会性の発達
第3章 つながりから考える子どものトラウマ
●IV部 子どもと福祉
第1章 子どもの当事者性と発達支援─子どもの貧困を中心に─
第2章 児童福祉の変遷と支援
第3章 社会福祉にみる支援と介入
●V部 子どもと医療
第1章 子ども学と子ども虐待
第2章 現在およびこれからの小児医療の課題
第3章 だれひとり取り残さない小児保健
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