授業に活かす理科教育法 中学・高等学校編

授業に活かす理科教育法 中学・高等学校編

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出版社
東京書籍
著者名
左巻健男 , 吉田安規良
価格
2,530円(本体2,300円+税)
発行年月
2019年4月
判型
A5
ISBN
9784487812448

本書は、2009年4月に発行された『授業に活かす!理科教育法』の新訂版です。
新指導要領に対応して内容を一新いたしました。

本書は、
1.大学での中高「理科教育法」関係のテキスト
2.中学・高等学校の教員が理科の授業をとらえなおすための基本図書
として執筆・編集されたものです。

本書が目指したのは、文部科学省学習指導要領の解説ではなく、また外国から借りてきた一時的流行の理科教育論を紹介するようなテキストではありません。
理科の教職免許をとりたくて教職課程を履修している学生だけではなく、中高の現場で理科の授業をされている教師の皆さんにも役立つ内容になるように編集しました。
この種の教育の本には、見慣れない用語が目立ったり、論理展開や文章がわかりにくいものが多いのですが、本書は、あくまでも、現場で授業づくりの手がかりになるように、できるだけやさしく明快に書くようにしたつもりです。
わが国には、小・中・高の現場を中心に、楽しくわかる理科教育(自然科学教育)の実践・研究の誇るべき伝統と実績があります。
わが国の教員たちがこれまでに営々と築き上げてきた、それらの伝統と実績を踏まえた有効性のある理論と実践を、普通の言葉で語ろうとしました。
編集上、メインに据えたのは「理科の授業に活かせる」ということです。
自然および自然科学、教員、子どもの三者の格闘としての理科の授業について、すぐれた授業のイメージを喚起し、そのための教材研究や授業展開の技術やそれらの周辺の重要な事柄を伝えようと努めました。
本書の執筆者の多くは、小中高の現場出身であったり、いまも現場で授業を持ち、現場と密着して研究を進めたりしています。
教材を自分で選び、構成し、手づくりの教材で授業をするといった体験をもとに、教材づくり、授業づくりにかかわってきました。
大学で理科教育や教育方法を講じるとき、このような体験で得た創造的な喜びを学生諸君に伝えようと努めてきました。
また、教員対象の講座、講演会でも、空理空論にならないように、いつも理科の授業づくりの手がかりになるような理論や授業論、具体的な教材を紹介してきました。
私たちは、理科教育について完全に一致した考えを持っているわけではありません。
しかし、次のようなことを読者のみなさんに伝えたいという思いは共通しています。

・理科教育を構成する重要な要素は自然および自然科学、教員、子どもの三者であるということ。
・理科教育が、子どもにとっても教員にとっても、本当はとても素敵でおもしろいものであるということ。
・理科教育は、子どもたちが自然科学の基本的な概念や法則を体系的に学び、さらには自然界の全体像を構造的、歴史的にとらえ、それによって科学的自然観を身につけるものであるということ。

以上の思いをもって、学生のよき手引き書として、また教員のみなさんが理科授業を行うにあたっての手がかりの書として活用

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