中台関係のダイナミズムと台湾

研究双書

中台関係のダイナミズムと台湾

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出版社
アジア経済研究所
著者名
川上桃子 , 松本はる香
価格
3,960円(本体3,600円+税)
発行年月
2019年3月
判型
A5
ISBN
9784258046393

本書では、馬英九政権の8年間(2008~2016年)に着目して、中台関係のダイナミズムと台湾の政治・経済の変動を分析した。馬英九政権は、民進党の陳水扁政権(2000~2008年)からの政権交代によって成立し、急ピッチで中国との関係改善を果たしたものの、2014年の「ひまわり学生運動」によって打撃を受け、2016年の総統選挙では、民進党・蔡英文政権に政権の座を譲り渡した。馬英九政権の8年の歩みには、中国との安定的な関係を求める台湾の人びとの声と、中国による併呑を断固として拒むアイデンティティのせめぎあいが色濃く反映されている。本書では、この時期の分析を通じて、中台関係のダイナミクスと台湾の政治・経済の動きの相互作用を分析する。

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