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撮り方&コミュニケーションの「基本」だけ覚えて
最高にかわいい表情を盗もう!
【本書の特徴】
・いつでもどこでも使える「基本の撮り方」が身につく!
・その場にある光だけで女の子を最高にかわいく撮れるようになる
・雑誌投稿からプロに駆け上がった著者による人物撮影のノウハウ集
【はじめに】
「どう撮ればいいのでしょうか」という声をよく聞くようになりました。
時間的な制約もあるなかで、より完成度の高い、印象的な一枚を撮りたいという気持ちはよくわかります。それで念入りにカメラの設定をしたり、モデルを「これ!」という動きで固めて、本にあるイメージや手引きを手がかりに「完成図」に近づけていく……。
写真雑誌やセミナーで撮り方を紹介している僕がこんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、いつも思うのです。
目の前にいるモデルとその場にある光で、もっと楽しめばいいのに。
料理本でレシピを参考にするように、本の再現を目指す必要はありません。撮り方を真似したり参考にするのは、どんなジャンルでも上達の基本ですが、いつまでも「だれかの写真」に頼っていると、自分の力で写真を撮れなくなってしまいます。
撮影の流れや勘どころが頭に入ったら、あとは「撮り手」である自分と目の前にいるモデル、その場の光だけで、写真はいくらでも撮れます。
写真はもっと、シンプルでいいのです。
どこでも、いつでも応用できる基本の型を覚えて、
シャッターに集中する。
撮影が楽しくなるポートレートの撮り方を身につけましょう。
車のナビに頼っていると、いつまでも道が覚えられないように、「だれかの完成図」に頼ってばかりでは、自分の感覚で、光、アングル、設定の判断ができるようになりません。逆に、それさえできれば、腕も確実に上がっていきます。そしてもっと自由に、楽しくて、いくらでもアイデアは広がっていくものだと思うのです。
本書では、僕が30年以上、人を撮り続けてきて外せない考える「鉄板ノウハウ」と、「撮影の楽しみ方」を伝えていきます。
エッセイとか回顧録という形式ではなくて、はじめてポートレートにチャレンジする人にも、なにかに躓いて悩める人にも、実践的で役に立つノウハウを伝えていきたいと思っています。
それでは、カメラを持ってレッスンを始めましょう。
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