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「[本書は]青銅器時代から20世紀までのおよそ30世紀を扱い、僭越ながら研究の空白を埋めるという試みに挑戦しようと思う。…この研究分野は異なる解釈の衝突によって掻き乱されている。また…どの時代をとっても、大きな問題について見解がひとつにまとまることはまずない。本書では対立する議論間の隔たりを埋めることをめざし、バランスと客観性の獲得に気を配った」。
「わたしの目標は何千年にも及ぶ中国経済の推移について、入手可能な最良の研究成果に基づき、さまざまな議論を総合しつつ筋道立てて語ることにある。…本研究では第一に、歴史や経済に関する単線的な発展段階論にはどんなものであれ賛同しない。第二に、原理主義的な新古典派経済学、とくに市場こそが経済発展や富の創造の動因であるという考えを否定する。前近代についてもそうだが、近代的経済成長はたいていの場合、市場の拡大によって実現するのではなく、新しい知識や技術が育んだイノベーションによって可能になる」。
(「序」より)
量的データとナラティブの融合が、新たな中国史のイメージを提示する画期的業績。
青銅器時代から清末にいたる、中国の政治経済を形作ってきた力についての、必須の参照書籍になるだろう。
――マデライン・ゼリン(コロンビア大学)
実に多様な史料を統合し、中国経済史についての主要な議論、パラダイムをめぐる、最新の成果と示唆に富む洞察に満ち溢れている。
――デビン・マ(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
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