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遊牧民との抗争、痩せた土地での農耕、酒と土器の経済がつくりだす均衡と身分制度――。いろいろあっても毎日が宴会! どうしてこの村は「不平等」の一歩手前でとどまっていられるのか。人類が平等から不平等社会へ跨ぎ越す瞬間を探し求めてきた人類学。跨ぎ越してしまった「近代」の別の可能性として現れたコンソ社会に暮らし、彼らの生活を記録した人類学者が、不平等の起源に迫る。
〓推薦 山極壽一氏(第26代 京都大学総長)
私たちの社会と対極をなす世界があった。エチオピアのコンソ村に住んだ体験をもとに描き出した日本の非常識とは、「山の下に住む」、「ビールは嗜好品」、「プライバシーの尊重」の3つだった。それを覆すコンソ社会は酒と土器の経済が均衡を保つ、もう一つの近代の可能性を示している。そこには人類が追い求めてきた「平等社会」という見果てぬ夢が今も眠っている。驚きのエピソードを基に語る筆者の透徹した哲学に耳を傾けよう。
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