現代文学は「震災の傷」を癒やせるか

現代文学は「震災の傷」を癒やせるか

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出版社
ミネルヴァ書房
著者名
千葉一幹
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2019年3月
判型
B6
ISBN
9784623085873

押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。

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