心に耐へぬものなげかしさのみうち添ふや──。太上天皇に準じる位に登り、明石姫君を入内させた四十歳の源氏。子息の夕霧も初恋を成就させ、六条院では慶事が続く。その栄華の絶頂で、源氏が直面した女三宮の降嫁は紫上を深く苦しめる。全五四帖中最大の巻「若菜(上・下)」を「梅枝」「藤裏葉」とともに収録。(全九冊)
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