取り寄せ不可
認知症に対しては、科学的・医学的に究明する立場と、人間主義やノーマライゼイションの立場が主流であり、そこには、なお、認知症者と非認知症者という対立的関係が潜在している。著者は、認知症者と非認知症者の間の差異ではなく、その共通性の認識から認知症者を理解することによって、対立関係を最小化する第3の視点を模索してきた。このような視点から認知症者の言動に接すると、人間の埋もれている、生きる原理さえ垣間見えるようでもある。この視点には、認知症を患いながらも生きる人である〝認知症者〟を通して、人間のもうひとつの姿が映し出されている。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。