京都ほんやら洞の猫

京都ほんやら洞の猫

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出版社
エディション・エフ
著者名
甲斐扶佐義
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2019年3月
判型
A5
ISBN
9784909819048

だから、猫と暮らしたのは二度だ。
(中略)
が、面倒を見た記憶はあまりない。
同居猫を撮影した膨大なネガはあったのだが。
四年前の火事で大半を焼失した。
(本文より)

ここで取り上げた写真は大別すると、ひとつは70年代の数年間のほんやら洞とその周辺の写真であり、もうひとつは90年代に子どもとともに出会った街猫の写真だ。
前者では、猫と猫好きの仲間や客とのやり取りのシーンを撮ったものが多い。後者は、90年代から2000年にかけてはからずも始まった「美女との猫さがし」で撮った猫が中心だ。
(あとがきより)

カフェ「ほんやら洞」は京都のカウンターカルチャーの拠点だった。店主の甲斐扶佐義はほんやら洞の日常を撮り続け、これまでにも多くの写真集を刊行。
不幸にも4年前「ほんやら洞」は火事で全焼。焼け残ったネガ、プリントのなかから救出した写真を集めてあらためて編み、猫をテーマにまとめたのが本書である。

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