巻随想ほか・迢空詩編
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折口信夫の最後の弟子が後世に残す
折口信夫のエッセンス
折口の学問は
ひと、風土、まなびから
どのように血肉化していったのか
「民族史観における他界観念」草稿を初収録
▼折口信夫の最後の弟子、岡野弘彦氏が編む、折口学を後世に残すためのアンソロジー。
自身や家族、師・友との交遊、奈良・飛鳥など日本の文学をはぐくんだ風土の随想を中心に、神道論、詩論、学問論、さらに敗戦後に生み出された贖い切れぬけがれを吐露した迢空の詩を収録。
また、「何の為に、神が来り、又人がその世界に到ると言ふ考へを持つやうになったか。さうして又何の為に、邪悪神の出現を思ふやうになったか。」――比較民俗学的な未解決の課題を投げかけた「民族史観における他界観念」の草稿を初収録する。
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