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◆第一句集
地吹雪を潜りて北の貎となる
「俳句は風土の詩」。
この句は風雪に耐えぬく北国の人間像をよく描いている。
(序より・小原啄葉)
◆自選十句
原罪の海より昇る初日の出
忘れ得ぬ忘却もあり春の海
春泥の津波のいろとなりにけり
桜満開人間誰か狂ひだす
葉桜やどのベンチにもホームレス
幾度も母抱きかかへ明易し
創世記のやうな空なる大夕焼
三陸の海に大きな盆の月
母住まぬ家に日当る石蕗の花
地吹雪を潜りて北の貌となる
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