取り寄せ不可
どれほどキスが熱くても、
演技だということを忘れてはいけない。
えっ、私がボスの婚約者のふりをする?
不動産会社を経営するノア・ロックの秘書になって2年のリリーは、
会議の席で突然出てきた話に茫然とした。
ノアが次々と女性を替えるという噂を相手先が聞きつけ、
女性を大切にしない男とは取引しないと言い出したらしい。
そこで誤解を解くため、秘書のリリーがノアの婚約者を演じ、
彼とともに相手先の令嬢の結婚式に参列することになったのだ。
ノアがくれた大きなダイヤの婚約指輪をはめたとき、リリーは自戒した。
この婚約はただのお芝居。ボスに寄せる秘めた想いを悟られてはだめ。
なのに、事前にキスの練習をしておこうと彼が提案してきて……。
D-1805『愛と裏切りの婚約指輪』、D-1829『残酷なクリスマス』に続く関連最終話です。ロック家の3人きょうだいのうち、唯一の独身者となったノアがヒーローを務めます。結婚など考えてもいない彼の婚約者を演じることになったリリーの運命は?
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