フランス十七世紀の舞台装置

フランス十七世紀の舞台装置

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出版社
駿河台出版社
著者名
冨田高嗣 , 戸口民也 , 橋本能
価格
7,480円(本体6,800円+税)
発行年月
2019年2月
判型
A5
ISBN
9784411022431

通称『マウロの覚書』Le Memoire de Mahelot 1 は、フランス17世紀の代表

的な劇団であるオテル・ド・ブルゴーニュ座Troupe de l’H?tel de Bourgogne

の舞台装置家たちが上演に使用する装置や大道具・小道具を記した手控え

帳ともいうべきものである(以下、本注解では『覚書』とよぶ)。この『覚

書』が書かれた状況はいかなるものだったのか。

 まずはその流れを劇団と劇場を中心にたどり、ついでフランス古典主義演

劇の劇作術を特徴付ける「規則」について述べ、『マウロの覚書』の現代的意義について考えてみたい。

 その後、『覚書』に収められた目録の作品とメモに注解を施す。

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