荒野の精神医学

遠見こころライブラリー

荒野の精神医学

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
遠見書房
著者名
堀有伸
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2019年3月
判型
B6
ISBN
9784866160832

本書『荒野の精神医学』は,東京の大学病院に勤務する精神科医であった著者が,被災地の復興に加わるべく福島県南相馬市に移住し,日々の活動を通して深めてきた日本文化論・日本人論である。
荒野とは,中央から疎外された場所である。精神科病院がそうであり,原発事故のために復興が遅れている地域がそうである。そこでは,「集団との一体感を重視し,弱い者をスケープゴートにして凝集性を高める」「揺るがしてはならない規則や論理がある場面でも,情と力に流される」「個人の判断や思考を回避しそれを他者に委ねたがる」といった,日本人の無意識の精神性「日本的ナルシシズム」が露出しやすい。
著者は自らその渦中に身を置き,日本的ナルシシズムを乗り越えることが真の復興へつながると提言する。荒野に希望を生む精神科医の挑戦。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top