「あめ」は砂糖よりも古い甘味料、砂糖の輸入が途絶えた戦中・戦後には水飴づくりは必須の生活技術に。そして各種甘味料があふれる現在、麦芽と米や芋などから簡単につくれる、やさしい甘さの麦芽飴が静かに見直されている。この絵本では、おばあちゃんが孫たちに伝え継ぐかたちで、「あめ」の世界にアプローチ、原料の栽培から麦芽づくりまで、いのちとふれあう「イチから」のチャレンジ。麦芽飴づくりは麦の生命現象に学んだもの、現在の各種甘味料の多くは国産でも主原料は輸入トウモロコシ(コーンスターチ)といった発見も次々と。
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