取り寄せ不可
触れるたびに感じる情熱――それが愛とも知らずに…
ひと月ぶりに愛する我が家へ戻ってきたジュリアは愕然とした。留守中に父が破産し、家屋敷を売り払うことになっていたのだ。買い手は悪名高いギリシア人富豪アレックス。礼儀知らずで傲慢な彼に反発していたジュリアだったが、あろうことか彼は彼女を気に入り、誘惑したばかりか、ぼくのものになれば屋敷を手放さずにすむと言って求婚してきた。かすかな胸のときめきを無視し、ジュリアはその申し出を受けた。これはすべて家のため――そう自分に言いきかせながら。
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