薬剤師の本音

薬剤師の本音

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出版社
宝島社
著者名
宇多川久美子
価格
1,408円(本体1,280円+税)
発行年月
2019年3月
判型
B6
ISBN
9784800293350

私はこれまで、薬の役割と薬を飲み続けることのリスクについて、講演会や著書で何度もお伝えしてきました。 ただ、ひとつ抜け落ちていたと思うのは、薬をどの世代よりも利用する高齢の方々へ向けた警鐘です。 厚生労働省の調査によれば、75歳以上の約25パーセントが7種類以上、40パーセントが5種類以上の薬を処方されているといいます。「1錠」でも副作用などのリスクがある薬です。何種類も飲む(多剤服用)ことによる危険性は想像に難くありません。 飲み合わせによっては、予想もできない副作用が起きることがあるのです。 また、若い人に比べ高齢者の服薬は、ただでさえリスクが高いことをご存じでしょうか。 加齢により身体は衰えます。若い時にはなんでもなかったその「1錠」が、大きな肉体的負担となってしまうのです――。 2018年5月、厚労省は高齢者の多剤服用に関して医師や薬剤師に向けにガイドラインを発表しました(『高齢者の医薬品適正使用の指針』)。 これは、薬による体調不良を起こす高齢者の存在、医療費の増大が背景にあると思われます。 本書ではこの厚労省のガイドラインに言及しつつ、減薬や薬のない生活を送るための方法も提案します。

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