取り寄せ不可
妊娠したことに気づいてアレクサンドラは愕然とした。
ギリシア人大富豪ディミトリに、確かにヴァージンを捧げたが、
いったいどうして? なによりも彼に知らせなくては。
ところがディミトリからは、いきなり別れを切り出される。
しかも、ほかの女性と結婚するのだという。
「妊娠したの。あなたの子よ……」
わななく唇で告げるアレクサンドラに、冷ややかな一瞥をくれ、
彼は、お腹の子供が僕の子であるはずがない、
きみはほかの男と寝ていたのだろう、と決めつけた。
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