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この1冊でロケット開発の歩みがわかる!
私たちは宇宙を活用する時代に生きています。地球のまわりには多くの人工衛星が周回しており、それらは私たちの生活を豊かに、快適に、安全にもしてくれています。スマートフォンの位置情報などは、はるか上空のGPS衛星があってこそ機能しているものです。調査や研究、開発のために、さらに上空、はるか遠い星を目指す試みも続けられています。かつては月に人類を運び、近い将来には火星にまで人類を運ぼうとしている現代の科学技術の進歩には、めざましいものがあります。
本書ではそのような歴史を、人工衛星や探査機、宇宙船を地上から宇宙空間へと運ぶ「ロケット」の仕組みや技術を通して見ていきます。ロケットの製造や打ち上げといえば、かつては国家的事業ばかりでしたが、近年では、IT技術の活用によって巨万の富を得て、独自の開発を行う企業も現れ、実績を残すようになってきています。他に、小型ロケットを低軌道に打ち上げて科学的な観測に利用しようという民間の取り組み、低軌道で無重力状態を体験する観光ビジネスの企画などもあります
。
世界と日本の歴史に残るロケット50以上を、写真やイラストをふんだんに使って解説しながら、開発の創成期から今後にいたる道のりへと迫る1冊です。
*好評既刊『ロケットの科学』を時系列に構成しなおし、デザインや情報を新しくしたものです。
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