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1889年、中央線の前身である「甲武鉄道」が、新宿~立川間で開業。
それから22年後、本州中央部を抜け東京(飯田町)~名古屋間をつなぐ、
中央本線が開業した。全通に至るまでは、
駅や経由ルートで激しい誘致攻防が繰り広げられた。
また、笹子トンネルや川の流れる谷あいを渡る事業など、
工事は難関続きであった。本書は、こうした全線開業に至る紆余曲折を、
事実に基づき綴っていく中央本線誕生の史話となる。
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