遺伝子配列解読装置のハイスループット化にともない、膨大な量の生命科学データが生み出されています。このデータはオープンデータとして提供されており、利活用ははじまったばかりです。生命科学データを解析することによって、将来がんになりやすいかどうかはある程度予測可能になっています。たとえば2013年アンジェリーナ・ジョリーによる「乳がん予防のための乳房切除」が話題となったことは記憶に新しいでしょう。このように得られたDNA配列がどういった特徴を持っているかデータベースに登録されたデータと照合していち早く治療方針を決める時代がきています。生命科学データ解析では、日ごろエンジニアが扱っている情報技術が応用されていることはあまり知られていません。本書では、生命科学データを扱う技術の面白さとバイオインフォマティクスのいまをやさしく解説します。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。