取り寄せ不可
父の死後、強欲な継母に全財産を奪われ、途方にくれていたベヴィン。
風邪をおしてアルバイトに出かけたある日、高熱を出して倒れ、
居合わせた男性ジャーヴィスの家に運ばれた。
数日後、快復したベヴィンはお礼に手料理をふるまうことに。
聞けば彼は大企業の社長で、もうすぐ迎える誕生日までに結婚しないと
遺産相続権を失うのだという。
しばらく夕食を作ってほしいと彼に頼まれ、ベヴィンは胸を躍らせた。
ところが、新聞の衝撃的な記事に気づいて、言葉を失う。
ジャーヴィスが婚約! お相手は……ベヴィン・ペンバートン?
「こうなったら、ベヴィン、君に婚約者役を演じてもらうしかない」
“君となら結婚してもいいな”――独身貴族の彼の思わせぶりなささやきにどぎまぎするヒロイン。一緒に過ごすうちにどんどん彼を好きになっていくのが切なくて……。かわいらしいヒロインを描くのが得意なジェシカ・スティールの、とびきりピュアな恋物語。
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