文化の進歩と道徳性

文化の進歩と道徳性

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出版社
法政大学出版局
著者名
大森一三
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2019年2月
判型
A5
ISBN
9784588150999

カント批判哲学の根底には、「文化」が人類の道徳的進歩に寄与するとともに、道徳性を破壊しもするという「輝かしき悲惨」の認識が存在する。教育・立法・宗教の位相で生じる、人類の進歩の可能性をめぐる相矛盾する主張(文化と道徳とのアンチノミー)に光をあて、『判断力批判』や『宗教論』などのテキストをカント自身の思考の文脈から読み解くことで、現代世界の倫理的課題を問い直す。

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