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樋口健太郎「鎌倉時代の松殿基房」。摂関家は平安末期以降、複数の家系に分裂するが、なかでも松殿流は基房が摂関に任じられながらも、子孫は摂関家として続かなかった。この原因は、基房が敗死した木曽義仲と結んだためと理解されてきたが、この論文では、その後も基房の存在感が大きく、松殿流が摂関家として復権する可能性もあったとする新説を提唱。ほか、「古代史への招待②」と新刊紹介1篇を収録。
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