取り寄せ不可
私は彼の、ただの秘書。
同じベッドで眠るとしても。
プレイボーイ富豪ガブリエルの秘書を務めるアビーは、
スペイン出張の際に立ち寄った彼の祖母宅で立ち尽くしていた。
ガブリエルの婚約者だと誤解され、同じ寝室に通されたのだ。
天蓋付きの巨大なベッド、その上に置かれたふたりの荷物……。
恋の炎に焼かれて破滅していった前任の秘書たちの運命を教訓に、
アビーはこの2年、彼の魅力を必死に無視しつづけてきた。
しかし今、冷静な秘書の仮面がはがれ落ちるのを感じながら、
彼女はガブリエルの衝撃的な言葉を耳にした。
「僕の婚約者を演じてくれたら、君が望むだけの報酬を払おう」
喜ぶ祖母の病状を気遣うガブリエルに頼み込まれ、うろたえながらも承諾したアビー。しかし、あまりにも親密な彼のしぐさに無垢な心はたやすく奪われ、罪深い喜びに身をやつして……。生真面目な田舎娘を突如襲った、激しくも切ない愛のゆくえをお見逃しなく。
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