語り継ぐ戦後思想史

語り継ぐ戦後思想史

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出版社
彩流社
著者名
清水多吉
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2019年1月
判型
B6
ISBN
9784779125560

戦中生まれの社会思想家が語る体験と知的交流の足跡!



昭和が終わり、平成が代替わりしようとしている現在、

安穏に見える無関心の人たちに支えられた民主主義政治が

成り立っている。

かつて世界を二分した熱い戦争の悲劇から、

冷たい戦争の時代を経る過程で、さまざまな思想の葛藤があり、

それに伴う行動があった。

今、世界の政治は

いわゆる「ポピュリズム」(大衆迎合主義)の傾向を強め、

ナショナリズムと分断に誘うリーダーが幅を利かせている。

社会主義体制は内的に自壊したが、

ファシズムは軍事的に敗れたのであり自壊したのではない。

種子がある限り蘇る可能性があるのだ。

本書は、新時代への危惧と次世代への問いかけを含む好著である。

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