「作戦」とは何か

「作戦」とは何か

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出版社
中央公論新社
著者名
中村好寿
価格
2,530円(本体2,300円+税)
発行年月
2019年1月
判型
B6
ISBN
9784120051609

「作戦」とは戦略とも戦術とも異なる、両者をつなぐ概念であり、現在、軍事専門家に最も重視される位置にある。この言葉を最初に現代戦に持ち込んだのはヘルムート・モルトケで、用語として使用されるようになったのは、比較的新しい。「作戦」の起源からその歴史をたどったうえで、現在論議されている主要な「作戦」の三事例を取り上げ、意義と特性を考察する。


序論 ポスト冷戦時代における「作戦」の特色―「軍隊行動の三レベル」  

第一部 「作戦」の起源
第1章 「作戦」のない軍隊運用―絶対君主時代の戦闘回避主義

第2章 「大戦術」の開発とナポレオン戦争

第3章 ジョミニとアメリカ南北戦争

第4章 クラウゼヴィッツの戦略とモルトケの「作戦」


第二部 冷戦期までの「作戦」

第5章 米軍の消耗戦方式―封印された「作戦」の概念

第6章 ソ連軍の縦深「作戦」

第7章 フラーとハートの士気喪失「作戦」


第三部 ポスト冷戦時代の「作戦」

第8章 「緊要で、脆弱な『重心』」の追求 

第9章 「影響」重視の考え方

第10章 複雑な「問題」と「システミック『作戦』デザイン」 


おわりに


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