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「李陵」「光と風と夢」などで知られる作家・中島敦は、少年期を日本統治下の朝鮮で過ごし、のちに南洋庁編修書記としてパラオ諸島に赴任した経験を持つ。これらの体験は、中島の表現、作品世界にどう反映され、どのような意味を持ったのか。中島の二つの植民地経験を追体験することを通じて、戦争と植民地支配をめぐる諸問題を問い直す。
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