祇園女御 下 新装版

講談社文庫

祇園女御

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出版社
講談社
著者名
瀬戸内寂聴
価格
968円(本体880円+税)
発行年月
2019年1月
判型
文庫
ISBN
9784065143384

専横を強める白河帝は先帝との約束も反故にし、実子に譲位して院政を始める。「治天の君」と呼ばれた。帝位に就けなかった皇弟・三の宮は花園に隠棲する。一方、皇后道子に傀儡子の頭・鷲丸が接近し仕えだした。院に預けられてから逃げ出した美少女・たまきは、鷲丸のおかげで三宮と邂逅するが、その後三の宮の許を出奔。隠れ住んでいたところを見つかり、院の許へ連れ戻される。たまきはやがて院の寵愛を受け、祇園女御と呼れる。


皇族と藤原氏の勢力争いの中で即位した白河帝は、専横を強めて先帝との約束も反故にし、実子に譲位して院政を始める。「治天の君」と呼びなわされた。帝位に就けなかった皇弟・三の宮は花園に隠棲する。一方、帝と距離を取っていた道子に傀儡子の頭・鷲丸が接近し、下僕のようにして仕えだした。院に預けられてから逃げ出した美少女・たまきは、鷲丸のおかげで三宮と邂逅するが、その後三の宮の許を出奔。北山の奥に隠れ住んでいたところを見つかり、平正盛によって院の許へ連れ戻される。別邸に匿われたたまきはとびぬけた寵愛を受け、やがて「祇園女御」と呼ばれるように……。

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