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わが子がほかの子どもより引っ込み思案だったり、いろいろな活動に参加したがらなかったりすることで心配している保護者は多いのではないだろうか?
実際、自信や自尊心につながる「自己評価」の問題は、現代の子どもたちの心の健康に強く影響を及ぼしている。
この本は、7歳から11歳くらいの子どもの心の問題に関わるワークブック〈おたすけモンスター〉シリーズの第二弾で、認知行動療法に基づいた実践ガイドでもある。
この年齢の時期に起こる多くの出来事は、子どもが自分の価値についての見方を固めるのに、強い影響を及ぼすことが知られている。なかには何年にもわたってその影響が残り続け、子どもの自己評価が歪んでしまうことすらあるという。
本書で登場するおたすけモンスターは、同じくなかなか自分に自信がもてない気弱なモンスターのボップ。
子どもたちは、ボップとともに簡単な作業や訓練を繰り返しながら、しだいに自分自身のユニークな価値に気づき、自信と誇りをもって困難を克服していけるようになる。
また、子どもが自分でペースを決めて、自力で作業に取り組めるようにすることで、しだいに自立心が育まれ、自己評価も改善されてゆく。
子どもの自己肯定感を育む手助けをするのに、遅すぎるということはけっしてない。
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