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親しい知人だけに送った〝伝説の年賀状〟全記録。
この夏、佐藤愛子の大人気”老後”エッセイが映画化されるが、
映画にも登場する〝伝説の年賀状〟を一挙公開。
真面目くさった挨拶を年賀状に書くのは億劫だ。文言代わりに私らしい写真を送れば楽でいい――そう思った結果、書くよりも何倍もメンドくさいことに! 孫・桃子相手の扮装写真は、その成長と共にトトロ、幼稚園児、コギャル、泥棒、生首となぜか過激になるばかり。やがて反抗期を迎えた孫の運命は……。
解説・阿川佐和子氏「佐藤家の孫に生まれたかった!」
汗と涙の20年を振り返る、母娘三代の座談会付き。
娘・響子 「桃子、この二十年間の記録を今、客観的に振り返ってみてどうなの?」
孫・桃子 「これを客観的には見られないよ」
娘・響子 「あんたトラウマになってるの? ひょっとして(笑)」
孫・桃子 「これに関する記憶があんまりない(笑)」
祖母・愛子「だから、いま見てどう思うのよ!」
(本文「年賀状 鼎談講評」より)
映画『九十歳。何がめでたい』6月21日(金)全国公開!
(原作・『九十歳。何がめでたい』小学館)
映画内容 ↓
数々の文学賞を受賞してきた佐藤愛子。90歳を過ぎ断筆をして人付き合いも減り、鬱々と過ごしていたところに、中年の編集者・吉川がエッセイの依頼を持ち込む。「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイは意図せず大好評となり、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていくのだが・・・
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