菊に挑んだ沖縄

菊に挑んだ沖縄

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出版社
彩流社
著者名
山城幸松
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2018年12月
判型
B6
ISBN
9784779125331

沖縄が被ってきた悲劇、そして今に残る課題は、

沖縄の歴史の裏側に不都合な真実として埋められている。



最も大きなタブーは、昭和天皇が沖縄を人身御供として

講和を図り、マッカーサーが占領政策に現人神の権威を

利用したことである。昭和天皇の戦争責任免責のための

セレモニーが東京裁判であり、天皇活用の裏付けが

象徴天皇制だったのだ。



この犠牲となった沖縄は27年間、アメリカに支配され、

武力を否定した新憲法は日米安保条約と一対となり、

今でも米軍基地の約七割が沖縄に集中、

その迷惑料として毎年1兆円を超す振興予算、補助金、

各種優遇策料が支払われている。



この構図は本土の傲慢さと沖縄の甘えを醸成し

今に残る沖縄問題の原点とも言えるのだ。

本書は、このタブーに挑んだ沖縄青年の蟷螂の斧の物語である。

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