これまで、体育・スポーツ史の学問論や研究方法論は、当該分野の泰斗によって蓄積されてきた。こうした研究成果の「体育」ないし「スポーツ」という文言を「バスケットボール競技」に置き換えれば、ある程度の示唆を得ることが可能になる。しかしながら、さらに立ち入ってバスケットボール競技史に固有の学問性を特定し、その方法論まで視野に収めて展望したものは存在しない。
こうした背景のもと、日本を対象としたバスケットボール競技史研究の方法論を解説するために編まれたのが本書である。ここで提示する「ハウツー」は絶対的なものではないが、本書を踏み台にして、より効果的な研究法を確立すべく議論が活発化する日を待ちたい。
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