取り寄せ不可
大金をすってしまった妹のために、ジュリアが駆けつけると、
待ち受けていたのは、今やカジノの経営者となったロームだった。
冷たい美貌の彼は、鋭く告げた。借金の形にぼくと寝るんだ、と。
ロームは、ジュリアたちが裕福だったころの使用人の息子だ。
かつて、幼いジュリアがロームに苛められて泣き出したとき、
祖母は理不尽にも、取りすがるロームの母親ともども解雇した。
それに対する負い目は、いまも影としてジュリアの心に残る。
だから罪を一身に背負い、彼に純潔を差し出したのだ。
一夜の関係で、子を身ごもってしまうとは思いもせずに。
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