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渋沢敬三は、渋沢栄一の孫として生まれ、第一銀行副総裁、日銀総裁、戦後は大蔵大臣を務めるなど、実業界・官界で活躍した。その一方で、東大卒業後の若き日にはアチック・ミュージアム(のちに日本常民文化研究所)なる私設博物館を開設し、昭和戦前期には、民具の収集・分類、古文書の収集・整理、漁業史や漁具研究を中心に民俗研究を行い、宮本常一など民俗学者・歴史学者を輩出した。戦後、このアチック・ミュージアムは、国立民族学博物館設立へとつながる。
渋沢敬三はその研究活動の中で、自身は『日本釣魚技術史小考』『日本魚名集覧』『塩俗問答集』などの著作を著わし、また国内・海外を旅したエッセイや、民俗に関するエッセイなどをものしている。民俗学でつかわれる「常民」なる言葉も、渋沢の造語といわれる。
本書は、渋沢敬三の著作より抄録、後代による解説・批評加え、より分かりやすく読者に提供する。
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