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基礎的な麻雀戦術理論がネット上で共有されたことで、麻雀ファン全体のレベルが上がったと言われています。その中で差をつけるための技術として、今注目を集めているのが「相手に対応させる技術」です。相手の「対応する技術」を逆手に取って、その裏をかくハイレベルなテクニックとなります。
本書ではそのような戦術を論理的な解説に定評のある平澤元気プロが説明します。
本書の概略は以下のとおりです。
(1)読みの基礎
まずは基本的な読みの技術をおさらいします。
例えば捨て牌に3→5と切ってある相手に対して1は比較的通しやすい牌となります。
もしも相手がリャンメン14待ち(手牌に23がある)ならば、2335から3を切ったことになります。通常2335からは5を切るため、この相手に対して1は通しやすく、逆に47は危険となります。
(2)それを応用する技術
では相手が(1)のような読みを使ってくる相手だった場合を考えます。
自分が2335と持っている場合にあえて3→5と切ることで1の出和了率は上がることになります。特に序盤に1や2を切っていて、1をツモってきても使えなさそうな相手なら、軽い気持ちでツモ切ってくれる可能性は高くなるでしょう。
(3)ただしこれはやりすぎ
(2)のような迷彩は、うまく決まれば出和了率は上がりますが、その多くは受け入れなど平面的な部分で損をする手順です。そこで「対応させる技術」をあくまで実戦で役立つ技術として使うために、こういうケースでは素直に手なりで打つべき、という例を挙げます。
本書で基本的な読みのテクニックとその裏をかく技術をマスターしてください。
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