開国の先覚者 小栗上野介

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開国の先覚者 小栗上野介

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出版社
批評社
著者名
蜷川新 , 礫川全次
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2018年12月
判型
B6
ISBN
9784826506908

彼は実に、幕府の精神なりき(塚越芳太郎)
智慧のほど、はかり知るべからず(西郷隆盛)
当時第一の西洋通であり、今日でいうハイカラであった。~明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない(大隈重信)
幕府が、その末路の多事多難の日にあたって、いかにして、その費用の財源をえたか~その経営をつとめ、あえて欠乏をきたすこともなく、無事にすごしえたのは、実に、小栗ひとりの力であったのだ(福地源一郎)
もしも小栗上野介をして、今日にあらしめ、財政の要路に立たしめたならば、国家の財政を利益したこと、はかりしるべからざるものがあったのであろう。私が、やっていることなどは、小栗上野介からみたならば、児戯にすぎないことである(三野村利左衛門)

万延元年遣米使節として世界一周した先覚者であり、横須賀製鉄所を建設した日本近代化の先駆けであり、封建制から郡県制への壮大な構想をもっていた、徳川幕府下の優秀な官僚たちのなかでも最良の能臣小栗忠順は、それゆえに明治維新政府から恐れられ、斬殺された。
小栗上野介の義理の甥であり、小栗の復権と再評価に力を注いだ蜷川新が、同時代人や親族から直接見聞きした証言を含めた、彼にしか書けなかった徳川幕府最後の能吏・小栗上野介の伝記、完全翻刻版。

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