「○pipsを狙うなら、どのルールが良いのか」を徹底検証!

現代の錬金術師シリーズ

「○pipsを狙うなら、どのルールが良いのか」を徹底検証!

取り寄せ不可

出版社
パンローリング
著者名
角田和将
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2019年1月
判型
A5
ISBN
9784775991640

入口ではなく、「出口」から考えてみましょう
1)大きく獲れるのならそれが一番いいけれど……
投資の基本は、損小利大です。負けるときは小さく、勝てるときには大きく。これがきちんと繰り返されるのであれば、資産は間違いなく増大します。
ここで問題なのは、大きく獲ることが、口で言うほど「簡単ではない」というところです。
レートが一直線に動いてくれるならば簡単なのです。その後も、その動きが継続する可能性のほうが高いからです。利確も、損切りも、迷うことなくできるでしょう。でも、実際は違います。上がったり、下がったりを繰り返します。その動きに巻き込まれると、「今は下がってきているけど、ここからは盛り返すかも。決済していいのかどうなのか……」という迷いが生じてくるのです。その結果、レートの動きに翻弄されて“やきもき”することになってしまうのです。

2)「大きく」という抽象的な表現を避け、具体的な数値を決めてしまう
ならば、「上がったり、下がったり」での迷いをできるだけ排除できないのか、と思いませんか。そこに迫ったのが本書です。
どういうことかというと、「このトレードルールでは、期待値的に○pipsまでなら狙える(付き合える)」ということをあらかじめ知っておこう、という話を提案しています。
事実、“大きく”というあいまいな表現を避け、あらかじめ出口を決めてしまい、期待値的に“その出口”までは狙える(付き合える)ルールで臨めば、迷いは軽減されるのではないでしょうか。

3)今回の検証を通して分かった「すごい」こと
出口を10pipsにした場合、どのトレードルールが良いのか、出口を20pipsにした場合、どのトレードルールが良いのか。
このように、出口を固定したトレードルールの検証を、もしも、自分ひとりでやろうと思ったら、膨大な時間と労力がかかります。その話以前に、検証のやり方自体、わからない人もいるでしょう。本書では、そういう面倒な部分を読者の皆さんの代わりに引き受けました。

今回、検証を通してわかったことがあります。本書で取り上げたルールにはすべて、通貨ペア、時間足の組み合わせに対して、何かしらの勝てる組み合わせがあったのです(組み合せの詳細は本書にて)。
事実、同じトレードルールでも、通貨ペアや時間軸によって、成績が大きく変わります。これが意味することは、どんなルールにも勝てる可能性は秘められている、ということです。ルールが悪いのではないのです。相場の状況に合わせてルールを使い分けていかないから勝てないのです。この重要性がわかっただけでも、すごいことなのです。
私たちトレーダーが真にやらなければいけないのは、勝てないからといってルールを変えようとすることではありません。ルールの特徴を踏まえたうえで、今の相場に合うルールを採用することなのです。
もしも、過去に捨ててしまったルールがあるのならば、もう一度、そのルールの特徴を踏まえ、そのルールを生かせる相場環境で使

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