近代インドのエリートと民衆

近代インドのエリートと民衆

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
有志舎
著者名
志賀美和子
価格
8,360円(本体7,600円+税)
発行年月
2018年12月
判型
A5
ISBN
9784908672262

1920年代初頭に開始された共産主義運動と非バラモン運動は、民族運動とともに民衆とエリートをつないでいった。また各運動間でも、民衆の支持をめぐって相互に競い合いつつ影響を与え合い、その中から民衆は自己の存在意義を自覚して自尊心を培い、エリートたちも民衆からの要求に応えうる新しい政策を作りだしていく。この相互浸透こそが、やがて国民会議派を変容させ、さらに戦後のインド型議会制民主主義を生み出す原動力となっていくのであった。複雑な地域性とカーストなどをもちながら、独自の民主主義国家となったインドの近代を、エリートと民衆との双方向的関係を通して描き出す。

サバルタン研究が曖昧なまま置き去りにしてしまった民衆を、新たな方法でとらえ直す野心的な試み。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top