小説日清戦争

小説日清戦争

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出版社
影書房
著者名
金重明
価格
3,960円(本体3,600円+税)
発行年月
2018年12月
判型
B6
ISBN
9784877144814

「古阜(コブ)の蜂起からのことを思い出してください。民が、おのれの力でこの世をつくり変えたのです」
朝鮮の支配をめぐり対峙する日本と清。
腐敗し統治能力を失なった朝鮮王朝。
背後で蠢く列強諸国……。
貪吏の酷政に蜂起し全羅道をほぼ掌握した全〓準(チョンポンジュン)率いる東学農民軍は、日本の侵略軍に対し、二度目の蜂起に立ちあがった――
「朝鮮の独立」を大義名分とした日清戦争。その戦端はしかし、日本軍の「朝鮮王宮占領」によって開かれた。
「文明と野蛮の戦争」とされたこの戦争。はたして「野蛮」だったのはどちらか。
日本・清・朝鮮の三者の視点から、近代日本の方向を決定づけた「日清戦争」を多角的に描き、最新の研究成果をふまえつつその本質に迫る1500枚に及ぶ大作。
明治150年。『坂の上の雲』の司馬遼太郎史観を塗り替えるスペクタクル歴史長篇、ついに登場!

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