取り寄せ不可
病院で目が覚めたら、なぜか自分の会社の社長が現れました。
どうして忙しい社長自らが!?
こういうときは、せめて上司とか……。
しかも、なぜか私は彼と同じ名字で呼ばれます。
もうひとつ、この左手の薬指に光るものはなんでしょう?
「もったいないとか、好みとかどうでもいい。
俺たちは結婚したんだ。お前は俺のものなんだよ」
半年間の記憶を失った私に、さらなる衝撃的事実。
どうやら私はこの半年の間にとんでもない決断を下したらしい。
「世の中、間違ってる」
「間違ってんのは、お前の頭だろ」
いや、だって、どうして私と社長が?
なんで私は彼を結婚相手に選んだの!?
……違う、そうじゃない。
選んだのはきっと私じゃない。
「私のこと、少しは好きだった?」
教えてよ。なんであなたは私と結婚したの?
私たち、ちゃんと愛し合ってた?
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