資本主義の歴史

資本主義の歴史

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出版社
人文書院
著者名
ユルゲン・コッカ , 山井敏章
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2018年12月
判型
B6
ISBN
9784409510803

通史の決定版

歴史学の大家による、厳密にして明晰、そして驚くほどコンパクトな資本主義通史。その起源から現代の金融資本主義に至る長大な歴史と、アダム・スミス、マルクス、ヴェーバーからシュンペーター、ポメランツに至る広範な分析理論までが一冊に凝縮。世界史的視野と、資本主義の本質に迫る深い考察が絡み合い、未来への展望をも示唆する名著。世界9か国で翻訳されたベストセラー。

第一章 資本主義とは何か
 一 論議のつきまとう概念
 二 三つの古典――マルクス・ヴェーバー・シュンペーター
 三 他の諸見解と作業のための定義

第二章 商人資本主義
 一 端緒
 二 中国とアラビア
 三 ヨーロッパ――ダイナミックな遅参者
 四 一五〇〇年頃の時代についての中間的総括

第三章 拡大
 一 ビジネスと暴力――植民地支配と世界交易
 二 株式会社と金融資本主義
 三 プランテーション経済と奴隷制
 四 農業資本主義・鉱業・プロト工業化
 五 資本主義・文化・啓蒙主義――時代の文脈におけるアダム・スミス

第四章 資本主義の時代
 一 工業化とグローバル化――一八〇〇年以降の時代のアウトライン
 二 オーナー資本主義から経営者資本主義へ
 三 金融化
 四 資本主義における労働
 五 市場と国家

第五章 展望

「数百年におよぶ発展のなかで、資本主義はその姿を大きく変えうることを示してきた。歴史的概観とグローバルな比較が示すのは、それがきわめて多様な社会的・文化的・政治的諸条件のもとで存在しうることである。それは、社会、文化、政治にきわめて深い影響をおよぼす。しかし逆にそれは、政治の介入、社会的諸行為によって影響され、姿を変えうる。資本主義は定められた運命ではない。それは、過去においてきわめてさまざまな目的のために投入され、また現在でも投入されている強力な資源なのである。」(本書より)

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