取り寄せ不可
◆第三句集
まほろばの水に緋目高白目高
私の人生、俳句が有ってよかったと本当につくづく思う。
(著者)
◆自選十句
読初めの白刃の如き頁かな
金魚売立浪部屋に荷を下ろす
お銚子の首を揃へて女正月
まほろばの水に緋目高白目高
広沢の池の菱の実なればこそ
フェルメールの少女涼しく振り向けり
合歓咲くや真昼睡たき二の瀬村
今朝秋の光悦垣を風の抜け
新涼の山を見し眼を子に戻し
虫すだく千家の簷の深くして
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