出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
◆第一句集『父の島』(1988年刊)を復刻新装版として刊行
下り立ちて父なき島の油照り
若い時に才智をひらめかせる人は、すぐ色褪せてしまうが、波戸岡さんはこの先もっと大きな力の出せる人だと思っている。
(序より・能村登四郎)
◆収録作品より
耕して島は天頂まで潮騒
ちちははの島山つなぎ流燈会
立ち泳ぎして島山をみじろがす
下り立ちて父なき島の油照り
枯れといふ身軽さ海になかりけり
花の奥一枝ふしぎな揺れ見せて
湯豆腐のことことと情動くなり
学校が遠くに見ゆる春の風邪
瀧を見し総身針の如くなり
遠火事に把手の濡れてゐる不思議
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。