アメリカが生んだ独創的哲学者チャールズ・パース。プラグマティズムの祖と呼ばれるが、そんな枠にはとうてい収まらない天才である。本書は、彼の可謬主義と懐疑論の拒否、真理と実在への革新的な説明、心理学主義の否定、アブダクションと呼ばれる独自の仮説形成と検証の方法論などを、フレーゲやラッセル、ジェームズ、ローティといった哲学者とも比較しつつ解明し、さらには今日の哲学的問題に与えるインパクトについても考究、生前はまったく無名だったこの天才の全貌を明らかにする。
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